FOMA SH902i～フルブラウザ＋SD-Audio＋316万画素カメラかつ小型化を実現

NTTドコモから2005年10月19日(水)に発表されたシャープ製「FOMA SH902i」は、「ドルチェ(DOLCHE)」で好評となっている視野角を切り替えられる2.4inch QVGA(240×320dot)サイズの“VeilViewモバイルASV”液晶を搭載した。フルブラウザ「NetFront v3.2」を搭載し、最大500kBのファイルをダウンロードでき、ドキュメントビューアにてダウンロードしたオフィス文書ファイルなども閲覧可能となっている。カメラは、動画手ブレ補正に対応したAF付316万画素CCDが搭載され、最大750kbps／15fpsの動画が撮影可能となっている。動画閲覧もQVGAサイズで30fpsのものが、全画面表示にて再生可能となっている。また、説明員からは明確な回答はもらえなかったが、SH901iSまで採用していたi-TRONベースの独自OSからSymbianOSに変更されていると思われる。ただし、SH901iSまでの操作性を受け継いでおり、操作速度も多少もたつくケースも見られたが、他のSymbianOS搭載のFOMAに比べるとよいほうではないかと思われた。時期を見て、操作中の動画なども掲載したいと思う。


カーボンレッド／レザーブラック／シェルブルー／グラスホワイトの4色展開。	端末を開いたところ。質感はこれまでのSH端末と同じようにかなり良い。	前面。背面液晶はない。SH902iというロゴとLEDがついている。


左側面。miniSDカードスロットとAV出力端子がある。側面はドルチェで採用されたようなやや人口皮革っぽい質感となっているが、ドルチェとは違う素材。よりプラスチックっぽい。	裏面。316万画素CCDカメラとフェリカが搭載されている。左上にはストラップホール、カメラの右下にはライトが装備されている。これまであったQUALLCOMロゴなどは見当たらなかった。	右側面。プッシュトークボタン、上下ボタン、クリアボタン、シャッターボタンなど小さいボタンが並んでいる。ボタンごとに押す深さなどクリック感も違っていた。


開いたところ。十字キーの押す面が広く取られているのが特徴的。各ボタンはクリック感が浅いものとなっていた。	バッテリは、リチウムイオン電池で、型番「SH06」、容量が850mAhとなっている。	ヒンジ部には赤外線端子が搭載されている。また、液晶側両側面にはスピーカーが搭載され、ツインスピーカーを実現している。


形状は2軸回転型（スウィベルスタイル）となっている。液晶を表にして閉じた状態で、全画面表示の動画などを閲覧できる。	メニュー画面。これまでオリジナルのグラフィカルなメニューなどのときもあったが、標準的な9分割メニューとなっている。902iシリーズ共通で、生活ツールという項目が用意された。	iモードメニュー。フルブラウザ（NetFront）は、N901iSと同様にiモードの一部機能となっている。相変わらず使いにくそうだ。


フルブラウザを起動した状態におけるメニューを開いたところ。メール作成を選ぶと、開いているページのアドレス（URL）が転載されたメール作成画面に移行する。	フルブラウザはタブブラウザとなっていた。新ウィンドウで開く、ウィンドウリスト表示、ウィンドウを閉じるといったメニューが見える。	メール作成画面。先程のフルブラウザのメニューからメール作成を選んだところ。


フルブラウザのメニューの中の表示／設定画面。URL表示や文字コード変換、表示モード設定、画像表示設定などが並んでいる。	マルチタスク“MULTI ASSISTANT”機能。メール作成時にマルチボタンを押した状態。タスクを開いた状態で、待受画面を表示することはできないようだ。	メール作成における文字入力画面。予測変換はなんのソフトを搭載しているかは聞くのを忘れた。やはり「ケータイShoin」だろうか、、、


待受画面から下ボタンを押すと表示される「アクティブマーカー」機能。iモード履歴、フルブラウザ履歴、スケジュール履歴、マイピクチャ履歴、iモーション履歴、iアプリ履歴などを、それぞれ最新5件を表示できる。	「アクティブマーカー」機能では、スケジュールも表示できる。発表会場では、この機能は来場者から好評を受けていたようだ。ただし、残念ながらこれを待受画面にすることはできないとのこと。	「アクティブマーカー」機能において、カレンダーや日付表示もカスタマイズ可能。画面左側のメニューが上下するイメージは、MacOS XのDockのような感じもした。