総務省が2.5GHz帯のFWAシステムにWiMAXと次世代PHSを技術的条件として採用


2.5GHz帯はモバイルブロードバンドに使うための広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)として採用を検討していますが,同時に条件不利地域における固定施設間の通信のための高利得固定無線アクセスシステム(FWA)の導入もめざしており,その技術条件としてWiMAXおよび次世代PHSが採用されたとのこと。BWAではすでにモバイルWiMAXとモバイル次世代PHSが選択されているので,同じシステムでアンテナ利得や出力強度を高めることで対応するというのが想定されたのかなというところ。

2.5GHz帯は周波数再編によりN-Star(通信用衛星)とモバイル放送(モバHO!)の間となる2535~2630MHzの95MHzを割り当てる予定となっている。干渉を避けるためのガードバンドを差し引くと80~85MHz程度となり,10~20MHz幅で3~4社(システム)が割り当てられると見られている。基本的にBWAに割り当てられる目的だが,2006年12月に行われたが割り当てられると見られておりにおいて,IRIユビテックやアライドテレシスなどがBWAシステムをFWA的に利用してルーラル地域へのブロードバンドの提供を提案し,それが検討されている。


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